文ストDEAD APPLEを観ました

 

 

作画も背景も音楽も演技も良いし、個人的に観たかった(見れたら良いな)と思ったものが幾つか観れたので概ね大満足。あと1、2回は観に行こう。

 

正直中島敦のストーリーラインについては「え、またそこからやるの?」と巻き戻された感が否めなかった。テレビシリーズのラスト、フィッツジェラルドと芥川に対峙したことでトラウマを克服する突破口を見出し、過去の荷を下ろした彼とその物語を好きになったので。カタルシスに必要な布石とはいえ、制作上の都合を強く感じてしまいそこは残念だった。プログラムで中の人も言及してくれてたからほっとした(ですよね)。

作品を問わず、物語の都合でキャラクターが歪められていると感じると、それが作り手の限界なのかなと思ってしまう。率直で申し訳ないががっかりしてしまうのだ。作ってる側からしたら「仕方ない」事案なんだろうけど、仕方ない以外の道が見出せなかったんだなと。